メルマガとは?初心者でも分かるメルマガ(メールマガジン)の最新基礎知識

メルマガとは

メルマガとはメールマガジンの略で、企業やWEBサイト運営者が購読希望者に対して電子メールを利用して情報を発信するメール配信形態の一つです。日本語ではメルマガと略されていますが、英語ではe-mail magazine を略してe-zineと略されています。
メルマガの配信は技術的な障壁が低く、安価で始めることができるためユーザーへの情報発信手段として多くの企業で活用されています。総務省が発表した通信利用動向調査によれば、メールマガジンを活用する企業は平成27年に調査対象企業の内8.8%でしたが、平成30年の調査では17.0%と約2倍に増加しており、現在でもより広く使われる傾向にあります。

参考;通信利用動向調査:報告書及び統計表一覧(企業編)

メルマガ配信の目的

多くの企業やWEBサイトで活用されているメルマガですが、どのようなシーンで利用されているのでしょうか?主な配信目的は「啓蒙」「販売促進」「ロイヤルカスタマー化」の3つです。

購買プロセス

啓蒙を目的としたメルマガ

顧客のフェーズを大まかに3つの段階に分類すると、①まだ必要性を感じていないが将来的に顧客になる見込み客、②ニーズが顕在化している顧客、③何度も利用しファンになっている顧客に分類できます。
啓蒙を目的としたメルマガはこのうち①のまだ必要性を感じていない顧客に必要性を教育・啓蒙することを目的としたメルマガです。

販売促進を目的としたメルマガ

次に②のサービスの必要性を感じているニーズが顕在化している顧客に購入を促すために配信するのが、販売促進を目的としたメルマガです。購入の後押しとしてキャンペーンや割引クーポンなどがよく配信されています。

ロイヤルカスタマー化を目的としたメルマガ

3つ目は③の既存顧客が自社サービスの推奨者であるロイヤルカスタマーとなることを目的としたメルマガです。

メルマガ配信のメリット

今のようにメルマガが主流ではなかった時代、企業は「啓蒙」「販売促進」「ロイヤルカスタマー化」を図るためには会報誌や定期刊行物を制作して顧客に郵送していました。これらのマーケティング手法は現在でも利用されていますが、メルマガを利用することで様々なメリットがあります。

コストが低い

メルマガはどれだけ配信しても僅かな通信費用しか掛かりません。DMや刊行物を発送する場合はコンテンツ制作費用の他に印刷代や郵送費用が発生します。大規模になればなるほど費用がかさみます。しかし、メルマガであればメール配信サービスを利用したとしても無料のツールもあるので、安価に配信することが可能です。

タイムリーな情報発信が可能

一般的な雑誌はもちろん会報誌や刊行物といった印刷物は印刷や製本のほか郵送といった時間が掛かります。ですが、メルマガであれば発送の手間が必要ないためコンテンツを制作できればすぐに配信することが可能です。時事的な内容であっても作成次第で届けることができます。

効果測定が可能

従来のマーケティングツールとメルマガのようなデジタルマーケティングの大きな違いは効果測定が可能かどうかといった点にあります。これまでのオフラインによるコンタクト方法ではクーポンを切り抜いて持って来てもらったり、何を見て知ってもらえたのかを具体的にヒアリングし売上と紐付けるなど、効果測定にはユーザーの確認が必要でした。しかし、メルマガであれば開封率を確認したり、アクセス解析ツールを用いる事によってリンクしたWEBサイトへ流入しているのか、はたまた実際に予約や購買されたかを確認し効果を測定する事が可能です。つまり、メルマガによる費用対効果を最適化することが可能になります。

自社への関心が高い

これまで接点のないユーザーへ告知する広告と違い、メルマガはあらかじめ購読を希望するユーザーか既に名刺交換をしており接点がある顧客へ配信されます。そのため、メルマガは自社への関心が高いユーザーへ情報を届ける手段と言えます。

メルマガの費用対効果

イギリスの調査会社「Adestra社」が2019年9月に調査したデータによると、オフライン及びオンラインを含む数あるマーケティング手法の中で『メールマーケティング」は最も費用対効果が高いと発表されています。効果が高いと回答した企業の数はDMと比較すると約2倍、デジタルマーケティングと比較しても1番効果的であると回答しています。つまり、メールを活用したマーケティングであるメルマガは投資利益率が非常に高いマーケティング手法であると言えます。

施策のROIが「優れている」もしくは「良い」と回答した企業の割合

出展:2019 Email Marketing Industry Census In association with Upland Adestra

メルマガの形式

メルマガの形式には大きく分けて2つの種類があります。ひとつは情報を文字のみで送る「テキスト形式」です。こちらはどんなデバイスでも読みやすく、簡単に作れるといった特徴があります。もうひとつは「HTML形式」。本文に画像や装飾を施すことができ、直感的に視覚へ訴えることができます。それぞれにメリットとデメリットがあるため、配信する内容や環境によって使い分けると良いでしょう。また、メール配信サービスの中には、HTMLメールが受け取れないユーザーへあらかじめ設定しておいたテキストメールを配信できるマルチパートメール機能があります。

テキスト形式のメルマガとHTML形式のメルマガ

テキスト形式のメリットとデメリット

メリット

  • メルマガの受信者がどんなデバイスを使っていても表示できる
  • 特別な知識がなくても作成できる

デメリット

  • 文中に画像などを装飾することができないため、視覚的な訴求力が弱い
  • 開封率やクリック率の計測ができない

HTML形式のメリットとデメリット

メリット

  • 画像を利用することで文字情報だけでは伝わらない情報を表現できる
  • 開封率やクリック率の計測ができる

デメリット

  • メルマガの受信者の環境により画像が表示されないことがある
  • 作成にHTMLの知識が必要

HTMLメールについては別ページでも詳しく解説しているので下記の記事も参考にしてみてください。

【決定版】最も簡単!初心者でもできるHTMLメルマガの作り方

メルマガの配信方法

メール配信サービスを使う

メルマガを送る方法として、もっともポピュラーな方法は各社から提供されているメール配信サービスを利用することです。利用するにはサービスプロバイダに申し込み、メルマガスタンドと呼ばれるメール配信システムを利用して配信を行います。利用者は各社から提供されているツールの説明に従って設定するだけで“簡単”かつ“安全”に大量のメルマガ配信を行うことができます。各社のメルマガスタンドには無料のものや有料のものがあり、読者の反応を測定したり、セグメントを分けて配信するなど様々な機能がありますので、目的に合わせて選ぶと良いでしょう。

メルマガ配信サービスについては別ページでも詳しく解説しているので下記の記事も参考にしてみてください。
メルマガ配信(メールマガジン配信)スタンドで本当に使えるのはどれ?調査してみた!
本当に使いやすいメール配信(メルマガ配信)ASPはこれだ!

ExcelとOutlookを使う

多くの方がExcelを利用されていると思いますが、Microsoftが提供しているExcelとOutlookを用いることでメルマガの配信を無料で行うことが可能です。送信するメールアドレスをCSVファイルで書き出し、そのデータをOutlookの宛先として指定する方法です。無料でメルマガの配信を行うことが出来ますが、Outlookの操作にはExcel VBAを使用するためVBAのプログラミング知識が必要です。

BCC配信を使う

メーラーにはBCC配信機能というものがあります。BCCで受信したユーザーは受信者同士でお互いのメールアドレスを確認することができません。この機能を利用し、BCCにメルマガの送信アドレスリストを指定し一斉送信する方法です。しかし、この方法は個人情報の流出が経済活動の大きなリスクとなる昨今において、人為的ミスにより宛先にTOやCCを選んでしまい情報を漏洩させてしまうことが多いため推奨できません。止むを得ず、この方法を利用する場合は必ず厳重にチェックの上で使用しましょう。

MAツール(マーケティングオートメーションツール)を使う

MAツールとは大量の見込顧客や既存客へのアプローチを自動化するためのツールです。 MAツールには自動的に見込客リストを作成する機能やユーザーの行動を分析する機能などがあるのですが、他にも特定のアクションを行なったユーザー郡に対し、一斉にメールを配信するメルマガ機能があります。MAツールを導入している場合は、この機能を利用してメルマガを配信することが可能です。また、上述した自動的に見込客を抽出する機能と合わせて、特定の顧客にセグメントしメルマガの配信を行うことが簡単にできるようになります。ただし多くの場合、メルマガ配信サービスと比較して高額な利用料が必要になります。

名刺管理ツールを使う

昨今、名刺のデジタルデータ化に伴い名刺管理ツールを導入する企業が増えてきました。MAツールの様に自動化までとはいきませんが、多くの名刺管理ツールにもメール配信機能が備わっており、特定の名刺に対してメルマガを配信することが出来ます。

その他、メルマガの配信方法ついては別ページでも詳しく解説しているので下記の記事も参考にしてみてください。
メルマガの配信方法の選び方と“避けるべき”NG手法について

メルマガ配信の注意点

最新のMAツールにも組み込まれ、見込客やロイヤルカスタマーの育成まで幅広い目的で利用されているメルマガですが、その配信には注意する点もあります。

法律に基づく注意点

営利目的でメルマガを配信する場合、特定電子メール法(特定電子メールの送信の適正化等に関する法律)という法律を遵守する必要があります。もしも違反した場合は懲役または罰金が課される可能性がありますので注意が必要です。特に気をつけるべき項目として3つのポイントを紹介します。

架空のメールアドレスによるメール送信

特定電子メール法では、架空のメールアドレスを用いて広告や宣伝行為のためのメール配信は禁止されています。必ず、自社で公にしているアドレスを利用し受信者が配信者を簡単に判断できるようにしましょう。

受信の同意がない相手へのメール送信

特定電子メール法では、受信の同意がない相手に対して広告や宣伝行為のためのメール配信は禁止されています。よって、第三者より顧客リストを購入し無断でメールを配信することは法律違反となります。メルマガはメールの受信を承諾する「オプトイン」を取って配信する必要があります。

配信停止の意思に反したメール送信

事前にオプトインを取っていたとしても、その後にメルマガ配信停止の希望を出した人へメールを送ることは法律違反となります。そのため、「配信を停止してほしい」といオプトアウトを受け取った場合は速やかに配信を停止しましょう。

オプトイン、オプトアウトについては別ページでも詳しく解説しているので下記の記事も参考にしてみてください。
オプトイン、オプトアウトを初心者にもわかりやすく解説します

特定電子メール法に違反しないために必要なこと

それでは法律を遵守するために準備しておくべき3つのポイントを紹介します。

メルマガ受信の同意を得る

前項で記載の通り、メルマガを配信するには事前に同意を得ておく必要があります。配信者は“受信者がメルマガの受信に同意したこと”を記録として残しておく必要がありますので、メルマガ登録フォームを用意しておきましょう。

メルマガ運営者の情報の開示

特定電子メール法を遵守するためにはメルマガの運営者情報を明示しておく必要があります。メルマガ配信の同意をした相手からのメルマガであることを受信者が判断できるようにメール内に情報を記述するか、情報が明示されたページへのURLを設置して開示しておきましょう。

メルマガ配信停止機能の準備

メルマガの配信停止については“解除希望のメール”を送ってもらう事で停止にしても違反にはなりません。ただし、メールを受け付けてから手作業で解除をしては停止忘れや大量の依頼によりミスが起きる可能性があります。そのため、配信停止依頼を受けとると自動的に該当のメルマガの配信停止処理が行われる仕組みを用意しておくと良いでしょう。

特定電子メール法については別ページでも詳しく解説しているので下記の記事も参考にしてみてください。
メルマガ配信者が遵守すべき法律“特定電子メール法”について

参考URL:特定電子メールの送信の適正化等に関する法律

メルマガの作り方

では、実際にメルマガを配信するにはどうすればよいのか一般的な方法を紹介します。

1、コンセプト・企画を決める

まずは何のためにメルマガを発行するのか目的を明確にします。その上で、誰に何を伝えるのかを決定します。コンセプトを明確にしておけば受信者の同意も得やすくなります。

2、コンテンツのネタを探す

誰に何を届けるのかが決まったら、具体的に作るコンテンツのネタを集めます。社内で行っている勉強会資料や営業資料なども場合によってはコンテンツのネタになる事もあるでしょう。メルマガ配信で困る事にネタ探しを上げる担当者の方は非常に多いです。常日頃からアンテナを張っておくと良いでしょう。

3、メールの配信方法を決める

上段でメルマガの配信手段にはいくつかの方法があることを紹介しましたが、コストや社内リソースに合わせてトラブルのない配信手段を選択しましょう。また、ターゲットの反応が良いタイミングが分かっている場合は配信スケジュールなども決めておくと良いでしょう。メルマガの開封率やメルマガ内のリンクのクリック率が測定できる配信方法を用いることで、反応率を高める最適なスケジュールに改善する事も可能です。

4、コンセプトに合った読者を集める

メルマガを配信するには受信の同意(オプトイン)を得た読者が必要です。自社のターゲットが集まる場所にメルマガ登録用のフォーム等への導線を準備し、読者登録をしてもらいましょう。その際、ターゲットに『知りたい情報がありそう』と思ってもらえるように記述します。

5、メールを書く

メルマガの準備が整ったら実際にメールを書きます。事前に設定したコンセプトと読者へ告知している内容に沿って本文を作成します。その際、特定電子メール法に違反しないよう配信者情報の記述とオプトアウトの導線を忘れずに設置しておきましょう。

メルマガの書き方については別ページでも詳しく解説しているので下記の記事も参考にしてみてください。
メルマガの書き方|基本的なメール構成と抑えておくべき5つのコツ
【保存版】メルマガテンプレート集33(装飾 素材 ライン 罫線 デザイン テンプレ)

6、メールを配信する

本文が書き上がったら、あらかじめ決めておいた配信方法で配信を行います。事前に同意を得ているメルマガですが、開封率は50%にも満たないこともザラにあります。そのため、思わずメールを開きたくなるようなキャッチーな件名を設定することは開封率を上げる重要なポイントです。

7、読者の反応を評価する

メルマガもPDCAが重要です。デジタルマーケティング施策は効果を測定できることが非常に有効なメリットです。開封率やクリック率、メルマガ経由の購買数を測定し、目標達成に向けて改善していきましょう。

簡単にメルマガ配信のステップを紹介しましたが、メルマガの作り方については別ページでも詳しく解説しているので下記の記事も参考にしてみてください。
メルマガの作り方~コンセプト・企画から運営までの7ステップ~

成果を上げるメルマガ配信のコツ

せっかく作ったメールも受信者に読まれていなければ何の意味もありません。ここでは開封率とコンバージョン率を上げるポイントを紹介します。

受信者に合わせたメルマガ

自社が保有する配信リストと一言でいっても実際の受信者の状況は様々です。『サービスや業界を認知して間もない人』、『定期的に購入してくれる顧客』、『以前に購入してそれっきりの人』などなど。また、BtoBであれば更に細かいセグメントがあると思います。ただ闇雲にメルマガを配信するのではなく、ターゲットに合わせた内容を配信することが出来ればより成果を上げられます。

事務的なメールより人柄がわかるメルマガ

単調な案内メールよりも執筆者の人柄が分かるようなメールの方が開封率が高まる傾向があります。メール担当者を具体的に設定している場合は名前や顔写真アイコンなども設定しておくと良いでしょう。また、『話し言葉』で読みやすいメールであることも効果的なメルマガ施策のひとつです。

メルマガの開封率については別ページでも詳しく解説しているので下記の記事も参考にしてみてください。
メルマガ開封率の測定はこうすればOK!メルマガ開封率をアップさせる3つのポイント!

まとめ

オンライン化の加速や技術革新による消費者購買行動の変化に伴いマーケティングは認知フェーズから購買及び購買後のフェーズまで完全にデジタル化が進んでいます。そのような背景の中で、メルマガは一つのシーンだけで使うものではなく、様々なシチュエーションで活用できるコミュニケーション手段であることが分かったと思います。実際に活用している企業へのアンケートではメルマガが最も費用対効果が高いと回答されている通り、ローコストで利用できるメルマガはアイデア次第で非常に効果的なマーケティングツールとなるでしょう。

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