SMSをパソコンから送る方法の注意点とメルマガとの使い分けは?

SMSをパソコンから送る方法は2通りありますが、SMSを使ったマーケティングを考えているのならSMS送信サービスとの契約が必要です。

SMS送信サービスでは、パソコンからSMSの一斉送信ができることはもちろん、効果測定や長文送信、URL短縮などの機能も活用できます。

さまざまなSMS送信サービスがあるため、接続方式や自社にAPI連携が必要かなどを考慮して選びましょう

SMSはメルマガと違い、1通送信するごとに費用がかかります。

文字数や接続方法、オプション機能によってかかる費用は増加します。

そのため、事前に送信する文字量や通数、必要な機能などを洗い出し、総額でコストを考えることが重要です。

SMSをメルマガと同じように活用するとコストばかりがかかり、思うような効果は得られません。

SMSの特性を理解し、事前通知やリマインド、緊急の連絡などに有効に活用しましょう。

伝える情報を確実に届けたいシンプルな内容に限定して、詳細情報はメルマガや自社サイトで伝える方法がおすすめです。

SMSをパソコンから送る方法は?

SMSは、携帯の電話回線を使ってメッセージをやり取りできるサービスです。

携帯の電話回線を使用するため、個人間のSMS送信では携帯電話から送る方法が一般的ですが、パソコンから送る方法もあります。

SMSをパソコンから送る方法は、携帯電話とパソコンを連携する方法と、SMS送信サービスと契約する方法の2通りあります。

携帯電話と連携させてパソコンから送る方法では、1日に送れる送信数に制限があり、多くのユーザーに一括送信もできません。

そのため、企業がSMSを使ったマーケティングを効率よく行うためには、SMS送信サービスと契約することが必要です。

SMS送信サービスでは、SMSの送信数に制限がなく、パソコンからSMSの一括送信が可能です。

到達率やクリック率の効果測定や、ユーザー属性によるセグメント送信などの機能も活用できます。

SMSをパソコンから送る方法としてだけではなく、SMS送信サービスのさまざまな機能を活用して企業のマーケティング効果を高められるでしょう。

SMS送信サービスを選ぶポイント

SMS送信サービスを選ぶときには、細かい機能や条件を比較して、自社に合うサービスを選ぶことが大切です。

無料のトライアルを実施して、実際の使いやすさを体験することも有効でしょう。

なかでも、SMS送信サービスを選ぶ際に重要なポイントを紹介します。

国内回線か国際回線か

SMSの送信には大きく分けて、海外回線を使った国際網接続と、国内回線を使った直収接続の2種類があります。

国際回線を使った送信方法は、国内回線に比べて送信コストが抑えられることが特徴です。

しかし国際回線を使ったスパムが多いことから、国内キャリアのフィルタリングに引っかかりやすく、SMSのメリットである到達率が下がってしまう可能性が考えられます。

一方で国内回線は、国内携帯キャリアの回線網を経由して送信する方法です。

キャリアの回線網を経由するため送信コストは上がりますが、国内ユーザーにSMSを送信する場合は、確実に届けられる国内回線を選ぶとよいでしょう。

SMS送信サービスの費用

SMSは電話回線を使ってメッセージを送るため、メールと異なり1通ごとに送信費用がかかります。

国内回線のSMS送信サービスを利用する場合は、70文字までのSMSを1通送信するごとに10~15円程度が相場です。

長文の送信が可能なSMS送信サービスもありますが、送信文字数が増えると段階的に送信単価が上がるため注意が必要です。

そのため、SMSで重要通知のみを送る手法や、送る内容を簡潔にしてリンク先で詳細を伝える手法が、多くの企業で用いられています。

また、サービスによっては1通あたりの送信費用以外に、月額利用料や初期費用がかかったり、長文送信や短縮URL機能がオプションになったりしているケースもあります。

利用できる機能や追加でかかる費用についても事前に確認しておきましょう。

SMSで送信する文字数や送信頻度、接続の種類など、自社に必要な条件を洗い出し、総合的な費用を考えることが重要です。

API連携について

SMS送信サービスには、Web上の管理画面からSMSを送信するサービスと、APIで自社システムと連携しSMSを送信するサービスがあります。

Web上の管理画面からSMSを送信するサービスでは、アカウントを作成して専用の管理画面にアクセスし、SMSを送信します。

ダウンロードする必要がなくオンライン上で使えるものが多いため、簡単に導入できることが特徴です。

APIで自社システムと連携してSMSを送信するサービスは、すでに活用している顧客管理システムなどがある企業に向いています

APIとは、異なるプログラムやサービスの間をつなぐ仕組みのことです。

SMS送信システムと自社のシステムをAPIで連携させることで、自社システムの要求に応じたSMSの自動送信などが可能になります。

一括送信やセグメント送信など、SMS送信サービスの機能で対応できる場合は、API連携は必要ありません。

しかし、SMSによる個人認証のように、既存システムと連携させてSMSを自動送信する場合には、API連携が必要です。

導入時は自社既存システムとAPIで連携するため、セキュリティ関連部署やシステム管理部署と協力して取り組む必要があります。

API連携が必要な場合は、SMS送信サービス側と自社システム側が連携しやすいかどうかも確認しておきましょう。

SMSを送信する際の注意点

SMSは電話番号だけで送信できるため、気軽に送付しやすい連絡方法です。

しかし、企業から個人ユーザーに送付する場合は、送信前に押さえておくべき注意点があります。

以下では、企業がSMSをユーザーに送信する際の注意点をお伝えします。

送信者名を明記する

SMSを送信するときは、送信者名を本文のわかりやすい場所に記載することが重要です。

SMSは電話番号で送信します。

そのため、国内回線でSMSを送信した場合は送信者名に電話番号が表示され、だれから届いたSMSか判別がつきません。

迷惑メールと誤認されてしまえば、開封率が下がったり削除されたりする危険性もあります。

受信ユーザーに確実に見てもらうためにも、冒頭部分などの目につきやすい場所に送信者名を記載するとよいでしょう。

特定電子メール法の遵守

SMSを広告や宣伝目的で送信する場合、特定電子メール法を遵守しなければなりません。

特定電子メール法は、広告や宣伝、販促のために送信するメールやSMSが対象となる法律です。

特定電子メール法で義務づけられている内容のポイントは、下記の通りです。

  • 送信に同意したユーザーに対してのみ送信すること
  • 送信拒否ができる旨とその方法を明示すること
  • 名称や連絡先などの送信者情報を明示すること

違反すると罰則を受ける可能性もあります。

SMSの送信を考えている企業担当者の方は、特定電子メール法についても理解しておくことが重要です。

特定電子メール法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

あわせてお読みください。

送信する文字数

SMSで送信する内容は可能な限り簡潔にまとめ、70文字に収めて送信しましょう。

SMSで送信できる文字数は、携帯のキャリアや機種により異なります。

一部の機種では全角70文字の制限がありますが、全角670文字まで送受信ができる機種も増えています。

また、長文送信機能があるSMS送信サービスもあるため、多くの情報を伝えたい場合には便利でしょう。

しかし、SMSはチャットのような吹き出し形式で表示されるため、長文を読むことに向いていません。

文字数に応じて費用がかかることから、長文を送信すると1通あたりの送信コストも上がります。

そのため、SMSで送信する文章は簡潔にまとめ、70文字に収めることがおすすめです。

詳しい説明や長文で伝えたい内容がある場合は、自社サイトやメルマガに誘導して伝えるとよいでしょう。

SMSの活用方法!メルマガとの使い分けがベスト

SMSには本人確認などの重要な通知が届くため、通知に気づいた時点で開封されやすい傾向があります。

ユーザーの利用ツールに影響を受けず、メールアドレスと違い頻繁に変更する可能性が少ないため、SMSを利用するメリットは大きいでしょう。

しかし、送信ごとに費用がかかったり、文字数によって送信コストが上がったりと、マーケティングに活用するうえでコスト面のデメリットは無視できません。

そのため、SMSとメルマガを分けて考えるのではなく、組み合わせて総合的なマーケティング効果の向上を目指す方法がおすすめです。

たとえば、SMSでは予約確認や重要事項のリマインド、緊急連絡、督促など、確実に届けたいシンプルな情報を伝えることに限定して送信します。

詳しい情報は、メルマガや自社サイトに誘導して伝えましょう。

SMSはメルマガでは反応がないユーザー層にも情報を届けやすいため、今までメルマガを読んでいなかった層にメルマガの存在や重要性をアピールできます。

SMSとメルマガを使い分けることで、SMSの特性を活かしながら、コスト面や訴求力に関する課題を解決できるでしょう。

SMS単体で運用するよりも、総合的なマーケティング効果を期待できます。

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