メルマガ内のリンクからウェブページへのアクセスを計測するには?

2024年2月9日

 

ウェブページでの販促やアクセスを増やすためにメルマガを運用している方も多いと思います。
Googleアナリティクスを設定したウェブページのアクセス解析で、キャンペーン内容などを送信したメルマガのリンクからのアクセスの流入がどのくらいかをGoogleアナリティクスで計測する方法についてご説明します。

ウェブページのURLを取得する

アクセス解析を行いたいウェブページを開き、ブラウザのアドレスバーをクリックします。URLをコピーします。
テキストエディタなどに貼り付けておきます。

ページのURLをコピーします。

 

Googleアナリティクスの設定をする

ユニバーサルアナリティクスの場合

Googleアナリティクスで、新規のアカウントやプロパティを作成するとき、Google アナリティクス4(推奨)がデフォルトで選択されるため、割愛させていただきます。

Google アナリティクス4の場合

アカウント、プロパティの設定

  1. 「Googleアナリティクス」を検索します。下記のタイトルをクリックします。

    「Googleアナリティクス」の検索結果

  2. Googleアナリティクスは、Gmailアカウントがあればすぐに利用できます。
    次のページが開かれたら、はじめての方は、[計測を開始]をクリックします。

  3. アカウント名を設定します。サイト全体の管理者や利用目的を表すような名称にして、わかりやすくしましょう。

  4. [次へ]をクリックします。

  5. プロパティを設定します。ウェブサイト全体や、計測予定のウェブページ1ページのみの名称にするとわかりやすいです。タイムゾーン、通貨を設定します。
    [次へ]をクリックします。

  6. 計測するウェブサイトやページの、ビジネス情報を設定します。業種、規模、利用目的を入力し、[作成]をクリックします。

  7. Googleアナリティクスの利用規約に同意します。

  8. Googleアナリティクスの管理画面が開きます。プロパティ名をクリックします。

  9. アカウント名、プロパティが設定されていることが確認できます。

  10. アカウントの設定がはじめての場合は、[アカウント]>[プロパティ]を開いたすぐの画面で、データストリームを設定するボタンが表示されます。
    解析するのがウェブページなので、[ウェブ]をクリックし、データストリームを設定します。

  11. ウェブストリームを設定します。
    • http:// または https:// を選択します。
    • 以降の、URLを入力します。
    • ストリーム名を入力します。サイト名などにします。
    • [ストリームを作成]ボタンをクリックします。

 

アクセス解析のタグを取得する

Googleアナリティクスでウェブサイトやページへのアクセス解析をするには、計測したいページのhtmlのソースコードの、<head>内に、Googleアナリティクスのタグを埋め込みます。

  1. Googleアナリティクスに設定した[アカウント]>[プロパティ]>[管理(左下の歯車のアイコン)]を開きます。
    [プロパティ]の設定から、[データストリーム]をクリックします。
    データストリームの画面が開かれたら、設定したウェブページのURLをクリックします。

  2. [タグ設定手順]で、[グローバルサイトタグ]をクリックすると、タグが生成されています。選択してコピーしておきます。

  3. Googleアナリティクスのタグを取得したら、計測したいウェブページのソースコードに、下記のようにheadタグ内の一番上に貼り付けます。
    <head>
    <!-- Global site tag (gtag.js) - Google Analytics -->
    <script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=G-WM1EBT5BVC"></script>
    <script>
      window.dataLayer = window.dataLayer || [];
      function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
      gtag('js', new Date());
    
      gtag('config', 'G-WM1EBT5BVC');
    </script>
    
  4. ウェブページのソースコードを保存して、サイトを公開できたら、自分でアクセスしてGoogleアナリティクスで計測できるかを確認してみてください。
    Googleアナリティクス側で、リアルタイムのデータに反映されます。

 

ページへの流入元解析用のリンクを作成する

メルマガからの流入を計測するため、メルマガに貼り付けるウェブページへのリンクには、「パラメータ」を追記します。

ページのURL + /?utm_source=[キャンペーン名など]
http://samplesite.jp/winterpage/?utm_source=winter-mailer

パラメータについて

パラメータ
URL に追加できるパラメータは次の 5 種類です。
utm_source: プロパティにトラフィックを誘導した広告主、サイト、出版物、その他を識別します(Google、ニュースレター 4、屋外広告など)。
utm_medium: 広告メディアやマーケティング メディアを識別します(CPC 広告、バナー、メール ニュースレターなど)。
utm_campaign: 商品のキャンペーン名、テーマ、プロモーション コードなどを指定します。
utm_term: 有料検索向けキーワードを特定します。検索広告キャンペーンにタグを設定する場合は、utm_term を使用してキーワードを指定することができます。
utm_content: 似通ったコンテンツや同じ広告内のリンクを区別するために使用します。たとえば、メールのメッセージに行動を促すフレーズのリンクが 2 つある場合は、utm_content を使用して別々の値を設定し、どちらが効果的か判断できます。
それぞれのパラメータに値を割り当てる必要があります。それによって、パラメータと値の各ペアにキャンペーン関連の情報が含まれるようになります。
たとえばサマーセール キャンペーンの場合は、次のようにパラメータと値のペアを使うことができます。
utm_source = summer-mailer: サマーセール用のメール キャンペーン経由のトラフィックを識別
utm_medium = email: メール キャンペーンとアプリ内キャンペーン経由のトラフィックを識別
utm_campaign = summer-sale: キャンペーン全体のトラフィックを識別
これらのパラメータを使用すると、カスタム キャンペーンの URL は次のようになります。
https://www.example.com/?utm_source=summer-mailer&utm_medium=email&utm_campaign=summer-sale
URL にパラメータを追加する際は、どのようなケースでも utm_source、utm_medium、utm_campaign を使用する必要があります。
utm_term と utm_content は省略できます。
utm_ は、これらのパラメータ用の必須のプレフィックスです。

詳しくはこちらをご参照ください。
引用:アナリティクスヘルプ>カスタム URL でキャンペーン データを収集する

メルマガを作成しテスト配信する

  1. [プラン名]>[メルマガの作成]を開き、パラメータを作成したウェブページへのリンクを貼り付けます。

  2. [作成の確認画面]では、パラメータもついて長いリンクになっているので、[URL短縮]を設定しておきましょう。
    オレンジメール側でのクリック解析もできます。
    [即時配信]で自分宛のメールアドレスを選び、届いたメール内のリンクをクリックして、Googleアナリティクスでデータが表示できるかをテストします。

 

Googleアナリティクスのレポートを見る

  1. 自分宛にのみ即時配信したメルマガで、ウェブページへのリンクをクリックします。
    Googleアナリティクスに反映されるデータには、タイムラグがあります。
    Googleアナリティクスとウェブページのソースコードでの設定後、すぐに[リアルタイム]で表示されるデータでは、流入元まではわかりません。

  2. おおむね24時間後には、Googleアナリティクス側で、前日までのデータが抽出され、詳しい解析も表示できるようになります。

まとめ

実際の配信の際には、配信日2日前までには、計測したいウェブページのプロパティをGoogleアナリティクスに設定しておきましょう。
リンクのパラメータを作成して、メルマガを自分宛にのみ配信し、メール内のリンクをクリックして、Googleアナリティクスで流入元を計測する設定ができたかを確認しましょう。

メルマガの読者をカテゴリに分類したり、スプリットテストのメールごとにパラメータを別に作成すると、どのメルマガのリンクからウェブページに流入したかを計測することができます。
参考:スプリットテスト – 複数の配信パターンで読者の反応を確認する
読者の方に、どんな施策やメールの文面を変更したかなど、効果検証に役立てることができますので、ぜひご利用ください。


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